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海蛍

第14章 ホタル×蛍=

『ちょっと・・・寄り道するか』

「・・・え?」

『行こっ』


泣いてる蛍を泣き止ますために俺はちょっと寄り道する事にした。

そこはこの間海の帰り家の近所を探索しながら帰ってる時に見つけた場所。


きっとそこなら蛍の涙も止まるはず。


そして喜んでくれる・・はず。



そう思うと歩く速度も上がり完全蛍をけん引する格好になりつつも
俺はその場所に向かった。


「ど・・どこ行くの?」

不思議そうに背後から蛍が聞いてくるけど俺は聞こえてないフリをしてひたすら黙ったまま歩き続ける事20分。


目的の場所に到着。

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