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海蛍

第15章 今更ながらの“初めまして”

それからは家に着くまでずっと私の頭の中はシュミレーションの嵐。


どうやってハルを誘うか!


どのタイミングで
どのセリフで
ハルを誘うか


そんな事を想像・妄想しながらブツブツ呟き帰る。


私は微妙に緊張しつつハルの帰りを夕食作りながら待っていた。


雅人の帰って来ないうちに



なんて思ってる私って最低な奥さんだな。


って




そもそも雅人にとっては最初から最低なのかもしれない・・。

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