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海蛍

第1章 2010年 夏

すると今まで以上に辛そうな、悲しそうな表情に変わり

「・・・・・いじわる」

と言って彼女は俯いた。


思わず

『ごめん・・』

謝る俺。


でも・・祝福出来ないよ・・。



それ以降彼女は俯いたまま喋らなかった。

俺も何だか何を喋っていいのかすら分からずただ黙って波の音を聞いていた。








「私ね・・・・。」

『ん?』

暫くすると蛍が沈黙を破り話かけてきた。

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