
許嫁から始まる恋
第7章 EPISODE #7
「…それ言われたら一番キツイ」
俺は、ため息を吐きソファに座る。
母さんも母さんでやりすぎだ。
てか、なんで今なんだよ。
意味わかんね。
外を見ると、いつの間にか雨が
降っていた。
「冬馬、大丈夫か?」
出掛けたまま帰ってこない冬馬を
心配して携帯を取り出し
昨日冬馬からアドレスを
教えてもらっておいた為一応メールを打つ。
冬馬からのメールの返信を待っていると
小さい雷の音。
すると、冬馬からの返信。
冬馬は傘を持っているから
大丈夫みたいだ。
