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暗い少女は明るい少女?

第39章 雪色旅行

「純と如月は?」

僕が聞くと純は少し口を尖らした。

「そこの東京ドームの横に遊園地があるだろ?行って来たんだ何気なしに。そしたらさ、俺たちと同じくらいの女の子がぶつかって来てね。」

「それで?」

僕が促す。

「俺は咄嗟に謝ったんだけど。女の子は気が強いんだろうね。『どこ見て歩いてるの!』だって。そしたら如月が怒って…」

「まさか殴ってないよね?」

美奈が言うと如月は首を振った。

「まさか!」

「その時、男の人が止めに入ってくれてね。」

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