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暗い少女は明るい少女?

第47章 水色のバレッタ

目出し帽男は軽くため息を吐いて言った。

「言っておくけど俺、したっぱだからあまり役に立たないぞ。それでもいいか?」

「少しでも良いから。」

「分かった。そこの黒髪を信じてやる。」

僕を見て言った。
あれ?この人の目?
僕にはこの目出し帽男が悪い人とは思えなかった。
なぜなら彼の目は優しげだったから。

「体育館の今の状況は分からないが1つ言える。」

まっすぐ僕らを見つめた。

「友達を無事助けるなら、早く尚且つ警察呼ばない方が良いぜ。」

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