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恋の居場所

第16章 不安な距離



「大丈夫か?」



「...おっさん!!」




ストンと隣に腰をおろす




「なんか悩んでるのか?」




あたしはそんな雰囲気を出してないようにするために氷を口いっぱいに入れ込む



キーン......




「俺も食う」




パクッとスプーンに乗っていたあたしの食べかけを食べる




ポワッと頬が熱くなってきた...?!




「何見てんだよ」




「えっ...その...あたしの...」




「そんな食い意地はんなっての」





むぅっと頬を膨らませると片手で潰される

この人って何だろう、心がないよね!!!




まぁこの人にとってあたしは餓鬼だしね




<あぁ...だめぇぇん...




んんん!? な、なに今のハレンチな..




「おっさん...聞いた?」



「あぁ クスッ」




2人で声が聞こえた岩影の奥の方を覗く

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