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恋の居場所

第29章 狂った女



「あたしもうあんたらと関係切るから春樹に何もしないで」





せっかく寂しさを埋めてくれる友達が出来た



だけどそれはあたし自身自己満足だったみたい





春樹が一緒に居てくれるって言っただけどこの人達と関わらんくなっても寂しいなんて感じない








「お前何言ってるか分かってんの?」







ーー結局上辺だったんだ








「はっきり言ってあんたらと一緒に居てもつまんなかったわ」









「ってめぇなあーーーー」






男たちが襲い掛かって来た時に目の前に何人かが飛び出してきた







「妃巳架バーカ!!!」






「冬磨....ユマ....」







春樹とあたしの前に立つとバッと男たちに腕を広げた







「これ以上近づくな」







「な、なんだこいつら」





「友情ごっこじゃね?キャハハ」






くだらねっと最後に言って去っていった







でもどうして冬磨とユマがここにいるの?




振り返るとパシッとユマがあたしの頬を叩いた







昨日までのあたしだったらきっとやり返してた




だけど...






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