恋の居場所
第13章 シェアハウス
あたしは無情で空き地に来た。
「よう、お嬢ちゃん。久々だな」
そんな言葉耳に入ってこず、ただただベンチに腰をかけた
おっさんもあたしの隣に座り話しかけてくる
「何シカトしてんだ......どうした?..」
「何で他人に興味ないって言ってたのに聞いてくるの?...」
最初とは全然違うじゃない...
「うっせーよ」
あたしは砂に書いた ″両親が死んだ″
おっさんは険しく驚いた顔をするけど、すぐいつもの顔に戻る
「そっか」
なによ...聞いておきながらそれだけ..?
「あんたには分からないわよね
大事な人を失った時の悲しみなんて ハハ」
「分かる」
「分かるわけない!!!
どうせ誰かが死んだって..興味ないって片づけるんでしょ...」