恋の居場所
第15章 謎の存在
学校が終わるとあたしは空き地に来た
今日も春樹とは居れるだけずっと居たし幸せだった
なのに何で寂しいのかな...?
ベンチに座って好きな食べ物想像したりしても寂しいよ...
どうして涙が出てくるのかも分からない
「あたし故障かな...」
「元々故障してるだろ」
隣を向くといつの間にかおっさんがいた
「うるさいわよ..」
「何で泣いてんだよ」
あたしはいつも通り砂に文字を書いた
"寂しい"
いつもは文字で返すおっさんなのに今日は何か呪文のような物を書いた
"これ何?"
"馬鹿 犬に決まってんだろ"
「ブフッ 」
「何で笑うんだよ」
「だって超下手なんだもん アハハハ」
変な絵のおかげで笑っちゃったよ!
「ねぇおっさん..あたしにとってあなたってどんな存在なの?」