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それでも、私は生きてきた

第37章 事情聴取の始まり

ココに布団を敷いて今日は寝て。

鉄格子の中は、
トイレ付きの3畳半程の空間。

何個かの鉄格子部屋があって、
私は真ん中の部屋だった。

その部屋には既に1人眠っていたが、
私が部屋に入ると
眠い目を擦りながらも、
布団にシーツをかけるのを手伝ってくれた。

また明日ね、眠りにくいだろうけど寝ないと朝早いからね。おやすみ。

優しく接してくれた女性は、30代前半の少しふくよかな女性だった。


彼女は28番と名乗った。


私は31番と言われた。

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