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それでも、私は生きてきた

第40章 俺の仕事がなくなるんだよ!!!!

鑑定は、聴取と同じような質問だった。

子供の時の話。
学生時代の話。
事件について…

やはり事件については記憶が出てこない。

わかりません。
覚えていません。

と、応える度に
先生は怒りを露わにしていた。

覚えてないじゃ話にならん!!
思い出せ!答えろ!
俺の仕事が台無しだ!
鑑定の仕事が無くなるだろ!?


男性に怒鳴られる事に酷い恐怖心があった。

先生は時に、
机をドン!と叩いたり
ペンを壁に投げたり
怒りを見せていた。

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