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それでも、私は生きてきた

第60章 空白の時間

合間に、
ポツリポツリと
パーキングに寄る母。

トイレ休憩。
タバコ休憩。
飲み物や食べ物。

その時は私への配慮だと気付けずに居た。

母は、タバコを辞めた人。
もちろん禁煙車。

一時は、
母の車でもお構いなくタバコを吸い、

くせぇ!

と、怒りを露わにする母だった。

そんな母に対し、
私も

今まで吸ってたくせに。うぜぇ。

そんなタバコ1本で喧嘩をする親子だった。

離れている間に、
お互いに遠慮と配慮を持つようになっていた。

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