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それでも、私は生きてきた

第84章 もう一度…

ベーチェット病と診断が出てから、
治療を始める事も出来ず

繰り返される関節の痛み、皮膚の異常があった。

主に足裏、足の甲、足首。
そして、体全体に腫れ上がる粉瘤。

ベーチェット病と関連しているだろう。と、
最寄りの病院では痛み止めが処方されるばかりで
膠原科でも
治療に踏み込めないまま
生き地獄のような時間が流れていく。

貯まっていく痛み止め。

新しく処方される度に、
古い物から捨てていく。


薬物依存症の顔が
いつでも私の中で待機していた。

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