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それでも、私は生きてきた

第86章 生きる意味

保険会社は、
ある程度の会社状況も把握していた様子だった。

私の現住所も弁護士を通したから…と、
個人情報が会社側。当時の関係者に開示する事は無断では行われないから大丈夫。

と、
宥めるように話してくれた。

とはいえ、
不安が簡単に消えるものではなかった。


4年もの月日が経ってからも、
こんなにも
怯える時間が蘇るとは
想像も出来なかった。


不思議と

生きる事を諦めようとする度に、

生きるか死ぬか…
どうにでも生き続けたい。
と、
死に物狂いに必死になった日々が
蘇る。


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