テキストサイズ

それでも、私は生きてきた

第13章 依存症のリハビリ

夏頃、
地元で
リハビリ施設のイベントがあるから。
と、
母に誘われた。

特に、断る理由もなく、
参加することになった。

参加してる人達は、
皆、覚せい剤とかシンナーとか
ユリみたいにガスパンとかの
依存症の人達なんだよ。

と、
母は物知り名人かのように
誇らしげに私に話してくる。

周りを見渡すと、
刺青を丸出しにしている男の人、
見た目がヤクザ風の怖い男の人、
中には
メガネに清潔感のある男性もいる。

私には
程遠い世界のように
思えた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ