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それでも、私は生きてきた

第14章 生きれるから、おいで

20歳になり、
知人のスナックでアルバイトをしていた。
あくまで穴埋めバイトなので、
周1基本の、
時々、お通し料理を作りにいくだけ。

月のバイト代は3万程度。

母は突然、
私宛に手紙を書いた。

実家に住みたいなら、家にお金をいれてください。
払えないのなら、この家から出て行ってください。
あなたの居場所は、ココではありません。
置いてあげているのです。
お金を払って当たり前です。


母の言い分には、
大変腹を立てた。
バイト代の額を知っていて…
出せる範囲のお金は家に入れてる…
家事全般は私がやっている。

この母親の頭の中には、
とにかく私が邪魔なのだ。と
思った。

バイトを増やすか、
援交を再開させるか、
迷った。

この家を出されたら…
でも、
邪魔とされていながら
居続ける精神力もない。

私の心は
穴だらけになっていった。

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