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それでも、私は生きてきた

第15章 施設行ってくるわ…

従兄弟に車を頼み、
旅行用バックを買いに出た。

お世話になった知人のママに
挨拶がてら事情を話したり、

友達に預けていた荷物を
取りに行ったり。

明日、
施設に行く。
と決まった夜、
従兄弟2人と飲みに行った。

従兄弟と3人で
飲むのは初めてで、
最初で最後になる気がした。

待ってるから。
その従兄弟の言葉は、
いつか、また、帰って来れる…
と、私に大きな希望を与えてくれた。

日頃から仲良くしていた祖母には
バイバイとは言えず、
私が居なくなってから、
母や従兄弟達から何かしら説明するだろう。
と、思った。

従兄弟達が
ゲーセンで取ってくれた
スティッチのキーホルダー
握りしめたまま
酔い潰れ眠った。


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