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抱かれる日々

第13章 支配



さっきの声とは違う声が聞こえる



今度は男の人の声だ


徐々にその声は大きくなってる







「..み..ゆうみ...優美..!!!」







重い瞼を開ける..眩しい


太陽が目の前にあるみたいだ






目が慣れてくると名前を呼んでいる主が分かった







優輝様だ..隣には鉱輝様もいる










「大丈夫か?優美..ちゃん」






「...えっと」







状況がうまく理解出来ない









「お前アホなんじゃねーの!!!!」






鉱輝様の怒鳴りに現実に戻ってきた気がした










あたし自殺未遂した同然なんだ








「果物ナイフだったから頚動脈にはギリ届かなかったから助かったけど危なかったよ?」








首を切ったんだ

記憶があまりない






覚えているのは真っ赤な血と怯えていた沢田さんだけだ








「沢田さんは..?」







「あぁあいつならあれから少し記憶障害起こしたけどもう大丈夫だ」








よく見るとベッドの周りには沢山の花が置いてあった



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