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『ママ』

第7章 発達支援センター

この親戚の集まりがあってから少したった頃から発達支援センターを利用することになった。


個別の療育が週に一回

集団の療育が週に一回あった。


この時まで、身近に比べられる子もいないし。

真位の子がどのくらい出来るのか、どのくらい成長しているものなのかも分からなかった。


個別では担当の先生と運動したり、カードなどを見たり遊びを取り入れたお勉強だった。


集団では保育園をぎゅっと縮めたような感じの療育だった。

個別では一対一で先生とのやりとりだから真が他の子と、変わってるとか思うこともなかったが…


集団は違った。


まずは用意されたイスに座らなかった。


他にもトランポリンをしようとするも泣き出したり

躍りを踊ろうとしても遠くでじーっと見ているだけだったり


高い機械音が流れてる耳を塞いだり

嫌いなことになるとすぐにオルガンの足元に隠れていた。


私は集団療育の真の様子を見るまでどこかで

『この子は普通の子』

と思ってたんだと思う…。

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