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『ママ』

第7章 発達支援センター

だけど…。

『ひらがなから書かせなさい』

という先生の言葉。

理由は、書くには順序があり、最初は丸や直線やなみなみなどから書かせひらがなへ…その後に漢字の順序だと教えられ、漢字はひらがなと違い直線が多い為、漢字から入ると筆圧の調整などが難しくなるなどの説明を受けた。

私はたけてる所は伸ばしてあげたかったので、その説明も半分納得は出来たが…真のさせたいままにさせてあげようと思っていたが、

真は積み木をしながら聞いてないようでこの話を聞いて理解したみたいで…


それから漢字を書かなくなった。


『書いて。』

と促せば書いてくれた自分の名前の『真』さえも書くのを嫌がってしまっていた。


真は
『漢字を書いたらダメ』
と認識してしまったみたいだった。

そう認識をしてしまうとその認識を崩すのが大変だった。

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