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『ママ』

第8章 仮面ライダー

仮面ライダー1号

仮面ライダー2号

仮面ライダーV3

スカイライダー

仮面ライダーブラック

仮面ライダーアマゾン


など昭和ライダーから平成ライダーまでの紹介があり、真はじーっと見ていた。

仮面ライダーを見せているとパニックを起こすことも散らかすこともなく、この間は家事をすることが出来た。

ショッピングセンターに行き、真が迷子になったことがあり、探し回るとおもちゃ売り場にいたが、


『あー!あー!』


と不機嫌な様子だった。


おもちゃ売り場のフィギィアコーナーにいた真の手元にはDVDで流れている順番通りの仮面ライダーが並べられていた。

が…途中の仮面ライダーがここにはなかったらしく真は不機嫌だった。

真に

『無いから仕方ない』

と説明してもわかってもらえず、その場から離そうとすると怒って泣いてしまい、私は買い物を早々済ませ、家に帰った。


真はDVD を付けると機嫌がなおった。


真に振り回され、真中心の生活…。

何をするにも真の顔色を伺う…。

まだ魔法の言葉しか使えない真を理解するのも疲れていた。

なんで話せないの?

買い物位ゆっくりさせてよ。

音にも好き嫌いがあるため、音楽も決まったものしか聞けなかった。

真の子育てに私は疲れていた。

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