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ペーパードライバーのカリ免日記

第3章 かおり(36)

なーんか、自分の事をどこか他人事のように客観視してるっていうか、男も、相手の女も独身だったから、口では別れる別れるって言いながらも、明くる日も、その明くる日も別れたっていう報告はなかった。まあ、別に俺と付き合う約束したわけではないので、そんな義務はないのだが。

しかしこのままではホントに俺にチャンスが回らないではないか。ゲーマーよ、独り占めせずに早く修羅場でも迎えてくれ。いつしか俺は、かおりに本気でのめり込み始めていた。

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