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ペーパードライバーのカリ免日記

第7章 ユキ(38)

そんな自分を置いて定刻通り帰っちゃう男にも、幻滅するどころかますますグイグイくるユキ。うーむ、もうダメ。我慢でけん。

「家行ってもいい?」

1週間後、急きょ仕事帰りに電車で寄りたいとメールすれば、ノリノリで最寄り駅まで迎えに行くと彼女から返事があった。ごち!

駅で合流し、近くの居酒屋で夕飯をとった後、腕を組んでユキのマンションに向かった。
本当は部屋になだれ込んでおおいかぶさりたかったけど、ここまで来たら焦る必要もない。俺は部屋に上がると、リビングに置いてあるソファーにゆったり腰かけた。

さてと…

隣に座る彼女。どーする?みたいにお互いしばし無言で見つめ合う。

彼女が顔を寄せてきた。

少しイタズラっ子みたいに、笑顔で俺が顔を引くと…辛抱たまらん!って感じでユキの方から襲いかかってきた!ww

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