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ペーパードライバーのカリ免日記

第3章 かおり(36)

もちろんナンパツールとして利用し始めたから、同じ所に住んでる人狙いで探ってたんだけど、かおりはとりあえずサイトをウロウロしていた俺に「どちたの僕、迷子かなー?」みたいな感じで優しく手を差しのべてくれた。

「何していいかわかんない」と、これまた5才児のような返答をした俺に、彼女はお節介焼きのお姉さんみたいにサイトでの遊び方を教えてくれた。
昔から姉の存在に憧れてた俺は、このかおりに一発で参ってしまった。まるっきり孵化したてのヒヨコが目の前の人になつくように。気がついたらピヨピヨ♪さえずってた。

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