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ペーパードライバーのカリ免日記

第11章 ユカリ(40)

目的のバス停に到着すると、いかにも『ちょっと近所にお出かけスタイル』のユカリが出迎えてくれた。女を感じさせる『よそ行きスタイル』の10倍は興奮する!

とは言っても、向こうのテリトリーなのであまりベタベタしながら歩くのもマズイと思い、付かず離れずの距離でユカリの後ろをついて行く俺。

ほどなくして、彼女とエミちゃんの住むマンションに到着。ロビーで他の主婦とすれ違い、ユカリが会釈する。俺はやっぱりばつが悪いからうつむいた。
するとエレベーターに乗り込んだ彼女がサラリと言ってのけた。

「こういう時は堂々としてる方が怪しまれないわよ」

…アンタ絶対セミプロだろ。。。

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