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えっちなたいいくのじかん

第4章 「おんなのこ といれ さつえい」

ササキは俺と俺の親に丁重にいままでの感謝を述べた後、教師を辞めた。

ササキは子供の頃に満たされなかった欲望を、やっと満たし、幸福になることができたのだった。

そんでもって、大いに人生に満足したササキは、「自分ひとりが楽しむ時間は終わった。自分は今まで人のために生きる人生を辿ってきたが、幸福を得た今、再び世の中のために働こう。」というすんばらしい決意を表明して、またしても政治の道に進んだ。

政治家としては、一回過去に逮捕されたことがあったから最悪の評判を頂戴していたササキだったが、「世の中のため」に恵まれない社会の男連中に例のトイレ盗撮映像を販売して、巨額の富を築き上げ、その経済力を巧みに用いて政治界へと復帰したのだった。

ササキの裏金は最強で、誰もササキの悪口を言わなくなったってわけ。ササキが政治家になって初めに作った法律が、「児童生徒みなあの薄いエロスな現行の体育着を着用せよ」というものだった。

世界は体育着の醸し出すえっちでロリな魅力のおかげで、少しだけ精神的に、豊かになった。ササキは世の中のために、命をかけて頑張ったのだ。泣けるぜ。

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