
本当の恋
第6章 空海の笑顔
side→海
隅岡君…
手伝ってくれた。
私はありがとうしかいうことができなかったな。
でも…
嬉しくてほかに言うことを考えられる余裕がなかったし。
隅岡君から会話を切り出してきたときは驚いた。
いつも見ている限りじゃ自分から話しかけることのないような感じだったから。
そう考えていたら次の授業の時間が近づいていた。
次は体育だ!!
急いで着替えないと遅刻しちゃう(汗
そう思い歩く速度を上げて更衣室に向かい
ジャージに着替え体育館に向かった。
そして時間ぎりぎりに体育館についた。
そこへ雪が駆け寄ってきて
「どこ行ってたの? ずいぶん遅かったじゃん??」
と聞かれたが…
隅岡君のことは言わずノートを届けていたことだけを伝えた。
