小心者の恋事情。
第1章 はじめまして。
とまぁ、
こんなわたしを知ってか知らずか。
まもちゃんは言わないでいてくれている、健気な男なのです。
まもちゃんは大好きだし、押し倒されたらこたえると思うんだけど、
同じ職場だしさ。
そーゆうのってややこしいし、
まもちゃん的にも、ややこしいって思われるのわかってると思うし。
だから我らはこのままが一番って判断したんじゃないかな?
ってまぁ。
全部憶測なんだけどね!
―ベシっ―
「客くんぞ、バカンナ」
『いてーなー(泣)』
「口悪い」
『ふんだ!』
「可愛くねー」
憎まれ口たたきながらも、
カウンターでさり気なく右側に移動してくれるまもちゃんはやっぱり優しい。
なぜなら左ききの私は、書く時と食事の時に、左側に誰がいると、手がぶつかってイライラするから(笑)