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小心者の恋事情。

第13章 日々精進。



35分の道のりは
出勤時よりも短かく感じられて、マンションはもうすぐ側。

「また明日ね。」


そう言って
解放された手は、自然とわおさんの服を掴む。


「なに?」

『え…っと、



上がる?(笑)』



おいおいおいおい!

どーした私!!!

わおさんはいかんだろ!








「いい。今日はここまでね。」



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