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小心者の恋事情。

第16章 小心者。


いやいやいやいやいやいや!

なぜいる!


幻覚?


「おいバカンナ!」


幻聴?!



あぁ!恋ってこーゆうもんなんか!?

好きすぎて幻まで……


『いでっ!』


や、幻のみならず、抓られたほっぺの痛みまでくっきり感じるとは、相当なのか私!


「ほーう。仕返しか。
残念だな栞菜。こっちは客として来てんだ。
さっさと手続きしろ。」






・・・・夢にしちゃあ鬼畜すぎる。


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