
小心者の恋事情。
第19章 しあわせ?
「かんな、今日休みだっけ?」
『うん。わおさんは10時からだよね、チャリコ使っていーよ!』
「ってことは、帰りもまたここくるけどいーの?(笑)」
『あ、そっか…
それめんどくさいね。』
そっか。
今日は一緒にいれないんだ。
…って、わたしったらキモイ。
「………
うちで待っとく?」
『へ?』
「さすがに今日は帰って服着替えなきゃなんないから(笑)
…あ、かんながめんどくさかったら別にいんだけど…
俺は一緒にいたい。」
な!なんだこれ!なんだこれ!
『つ、付き合ってるみたいだね!』
「……………は?」
『あ、いや、なんか(笑)』
「付き合ってないの?」
『へ?』
「………あのねぇ、
はぁ~。
君どんだけ俺を不安にさせるつもり? 」
『そう言われましても…
「平井栞菜さん。あなたは今日から僕の彼女です!
わかりましたか?」
『は、はい…!』
「よろしい。
で、どーする?うち」
『いくであります!』
「じゃ、鍵これわたしとくから。場所はメールで送るからね。」
『りょーかい!』
