テキストサイズ

小心者の恋事情。

第21章 見守り隊。

――――――


「平井さんっ♪」

向井さんはいつもにましてハイテンション。

早朝だとは思えません。

『おはようございます…』

私はというと…


腰がいたい。苦笑


「早く仕事おわんないかなーっ!
深町さん私服どんなんだろー」

夢みる向井さんには悪いが、

たぶんダサイと思う。



あれから、うっすらと思い出した中学時代のメガネ姿。

平均的な身長に
平均的なルックス。

致命的な銀縁メガネ。

当時でもおしゃれなやつはいっぱいあったはずなのに、
メタルフレームのオッサンちっくなメガネをチョイスするところが、なんともナンセンスな印象だった。


あとは、ジャージの丈も短かった。

筆箱がスポーツブランドのやつだった。

総合してやっぱダサイと思う。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ