
小心者の恋事情。
第22章 敵襲来。
わおさんは大人で賢い人。
なのに
子どもみたいに不機嫌にもなって。
正直、職場でああゆうのは困る。
なんだろ。
倦怠期?
いや違うか。
もう…。
前までだったら、こんなめんどくさいの速攻さいならだったのに。
それができない、ってか、
こうやって悩んでる自分に心底ビックリだ。
ほんと。どうなっちゃうんだろ。
やっぱり…
待ってようかな…。
店に戻ろうと
くるりと方向をかえた私
と、
あの人までの距離10m。
『わおさん…』
バツ悪そうにコチラに向かって歩いてくるわおさん。
なんだか弱々しくて。
やっぱほっとけないんだ。
