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愛のため。

第53章 走る。

走る。走る。



電車の乗り継ぎの為に走る。



1本でも早い電車に乗る為に走る。



いつぶりだろう?こんなに走ったの。



結局早い電車には間に合わなかったけど。



彼の為にここまで動かされた自分に、
暫し呆然とする。

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