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青の水

第12章 麻基の話。

初めての出会いは、ふとした瞬間だった。

取引先に向かう車の中、ふと顔を上げると妙な色気のある中学生が目に留まった。

目に深い闇を抱えているように見えた。

いわゆる一目ぼれ。

一瞬だった。

そのあとすぐ秘書に調べるように言った。

報告書を見て、闇の理由を知った。

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