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青の水

第12章 麻基の話。

でも、なかなか彼女は手強くて、
体を売っている理由も何も知れず、そのまま何ヶ月も経ってしまった。

せめて彼女を抱かず、そのまま寝かせ、体を休めて欲しくて何度も呼んだ。

そのうち、彼女の父親と接触し、
そいつは簡単に、ぽろっと口をついた。

彼女が体を売る理由を。

遠まわしな言い方だったが、
俺には簡単に分かってしまった。

その瞬間、私情にまみれているが、潰してやると思った。

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