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青の水

第2章 仕事。

それからも人がすれ違うたびに
振動を大きくされ、
いきそうで、いけない、
そんな中を行き来された。

戻ってくるのに何十分かかったんだろう。
体はそんな感覚だった。

「いきたい?」
公衆トイレの中で、
男は私の中からローターを
取り出しながら言った。

「いき・・・たい・・・」
私は私の中を漁る指の快感に
堪えながら返した。

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