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青の水

第4章 泊まりの夜

「おいしい?」
「・・・」
「ねぇ?」
その、愛しい人に向ける顔を、
やめて欲しいと思った。

心が、痛むから。

「さぁ?」
「連れねーなー。
 せっかく漣の好きな食べ物調べたのに。」
「ぐっ!」
喉でオムライスがつっかえる。

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