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青の水

第5章 香水。

微かな、柑橘系の香で目が覚める。
「ん・・・」
「あ、起きちゃった・・・?」
ひっそりとした声が耳元をかする。

太陽の光を通して、綺麗な
ヘブンリーブルー。
天国の青。

「みかん・・・?」
「うん。そう。青いけどね。」
それをしゅっと私に降りかけた。

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