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心を溶かして

第6章 支えたい

今日は金曜日。

総務と企画フロアは
一緒で、
蘭子を見ないようにしてきた。

でも今日は総務に用事があって

総務課の仕切りを跨いだ。



夜8:00
流石にこの時間なら
蘭子は居ないはず。

そう思い総務課長のデスクに向かった。



カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ


キーボードを叩く音が聞こえる。


蘭子…まだ仕事してたんだ…


ん?


顔色悪い?



ガタン!


ハッとしたときには


すでに蘭子が机の下に
倒れていた。




゛らん゛!!!


俺は駆け寄った。



熱がある。


かなり熱い。


こいつむちゃしたな…

『課長…こいつ熱あるみたいなんで、
 連れて帰りますね。』



「ああ…」


俺は蘭子を抱きかかえ駐車場に向かった。

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