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Pour mon cher -涙の先に-

第65章 2つのボタン

それぞれのボタンを持ったままベッドにゴロンと転がる。



2つのボタンを翳してジーッと見つめながら



2人共‥ホントに卒業しちゃったんだなぁー‥



なんて今更ながらに実感。



猛司を知って毎日学校中一目見たいがために走り回ってたのがつい昨日のように思える。



付き合える事になってもそれは変わらなくて。


猛司と同級生の女子が話してるのを見てはズキッと心痛めてたっけ。



部室で初めて過ごした休憩時間。




泣いて



笑って‥




そんな猛司とも学校ではもう逢えないのか。





って

これも今更ながらの事なのに何故か胸がぎゅっと締め付けられて

何故かチクチク


ズキズキと痛む。






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