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Pour mon cher -涙の先に-

第68章 君のバースデー

瞬間、ドクドクと脈が煩いくらい騒ぎ出す。




え‥‥な‥んで‥?





一言文句を言ってやろうと意気込んだ気持ちはどっかに吹っ飛んで。


よろめいた形のままピクリとも体を動かせずその場でフリーズ。




後ろにぶつかった“何か”




それが、人だと認識するまでにはそんな時間はかからなくて。




その人物は‥‥俺の勘が外れてなければ‥‥





心臓がバクバクする。






俺はゆっくりと後ろを振り向く。









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