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Pour mon cher -涙の先に-

第69章 優しさと愛の向こう側

先輩に小さく“ありがとう”の意味を込めてお辞儀をして背を向けて。




猛司がいるらしい空港へ1歩、また1歩、足を進める。



先輩との距離が少しづつ広がるにつれて、先輩との思い出が頭の中を駆け巡る。




沢山抱き締められた事



沢山頭を撫でて貰った事



沢山幸せな気持ちにさせて貰った事



沢山優しさと温もりをくれた事





1歩1歩離れるたびに、1つ1つ思い出が蘇り涙が頬を伝う。






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