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Pour mon cher -涙の先に-

第10章 温もり×愛=?

多分…人生でこんなに全力で走ったのって体育意外は初めてじゃないかな…


ってくらい走って先輩の待つ公園へ行くと、今日の昼間と同じ場所に立つ先輩の姿を見つけた。



外灯に照らされる先輩の横顔は綺麗でちょっとドキッとする。



そんな先輩に息を切らしながら駆け寄ると



「遅いよ?」


とダメ出し1発。


…いやいや。急な呼び出しに従順に対応しただけでも褒めて欲しい…。


でも


「すみません」


って謝る私の頭を優しくポンポンと叩いて


「仕方ないから許してあげる」


と言う先輩にキュンとする私はM女だろうか…。


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