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Pour mon cher -涙の先に-

第72章 Pour mon cher -涙の先に-

‥あ、てか。



「すみません。起こしちゃったかもですよね?」



腕の中でゴソゴソされたら目、覚めちゃうよね。


ペコっと頭を下げる。




「いんや?俺、寝てないし?」




え?




「ずっと愛の寝顔見てたから。」




コッチを向いて横になったまま肩肘ついてふんわり優しく笑う猛司。




「無防備な寝顔が子供臭くて思わずずっと見てた」





その言葉に恥ずかしさが一気に増して顔に身体中の血液が上がって行くのを感じる。




こんな朝方に顔を真っ赤にしてキュンキュンしてるのって私ぐらいじゃないか?


なんて思ってしまった瞬間。










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