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Pour mon cher -涙の先に-

第15章 嘘と過去

どう・・・ていうか。


「てか、私が東先輩の話を遮っちゃったんですけど、まだ続きがあるんですよね?」


一瞬何の事か分からなかったみたいで
「へ?」て顔した先輩も直ぐなんの事か理解してくれたみたいで


「あぁ…続きって言っても、殆ど伝えてあるけど愛ちゃん聞いても大丈夫なの?」


私の目を真っ直ぐ見て心配そうな顔の東先輩に小さく頷いて



「さっき沢山泣きましたから。」


そう言ってニッと笑うと私の髪をクシャクシャっとして


「俺に無理して笑わなくていいから」

って言ってくれて「分かった」と話の続きをしてくれた。

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