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Pour mon cher -涙の先に-

第15章 嘘と過去

「どう?」


不意に横から美鈴が言葉を投げ掛ける。


どう・・って?


「それでもゴンが好き??」


横目で私を見ながらストローで氷をかき混ぜる美鈴。


東先輩も私もその氷を見ながら3人の間にカランカランと氷の音が響く。



「好きかって聞かれると・・」



確かに・・。


今日聞いた事は確かに辛い話で。


だって、私の取り方かもだけど元カノの身代わりみたいな感じで。


私を呼びながら元カノを呼んでたのかもしれない。

嘘が嫌いって言った癖に嘘をついてたり。

お昼は元カノと過ごしてたり。



私は一体、何?て思う。


ショックだし。

悲しいし。

辛いし。





じゃぁ・・・嫌い??







ううん。・・・好き。

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