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Pour mon cher -涙の先に-

第15章 嘘と過去

携帯をパカパカ。


開いたり閉じたり。メール確認したり。




・・先輩。逢いたいな・・



なんて思いつつ、いざ逢うと今話聞いたばかりだから上手く笑えるかどうか。


果たして平然と装うほど自分が強かったかどうかも分からず。


てか。正直こんな恋愛したことないから予想不可能だったりするんだけど。



「あれ?1人?てか、腹減らない!?」



テーブルに項垂れながら携帯パカパカ妖怪の
私の頭上から明るい東先輩の声。



「電話、終わったんですか?」


体を起こしながら東先輩を見るとニッコリ座りながら


「寂しかった?」


なんて意味分からないですけど。

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