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Pour mon cher -涙の先に-

第17章 元カノさん

「そう…かな?」


「当たり前でしょ?あんな女狐なんかより断然可愛いだから」


私から身体を離して元カノの背中にベーッってする美鈴は本当に相当彼女と合わないんだなと思った瞬間。



でも


「ありがと!元気が出たー!!」


“かな?”とか思ってても仕方がないもんね。


今、自分が出来る精一杯を頑張るしかないし。

今、私が先輩に対して出来る事を精一杯するしかないもんね。



「よしっ!頑張るよっっ!!!」


ってガッツポーズを美鈴に見せようとした時、制服のポケットの携帯が震えた。


携帯を取り出し画面を見ると、先輩からで



【お昼、テニス部の部室に集合】



え?

え??

え???



【お昼】 にですか?



…打ち間違いかな。







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